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矯正症例 叢生・抜歯ケース

先日終了しました叢生=乱杭歯、らんぐいし の治療前後の写真です。

 

初診時の希望:中間の歯は抜いてもいいので出来るだけ前歯を引っ込めたい

診断:患者希望を実現するためには抜歯が必要である


 非抜歯にこだわる、こだわり過ぎる先生がいますがこのように個々の歯の横幅が大きく、歯槽骨の面積が小さい症例では非抜歯では成功する確率は低いです

 非抜歯矯正も抜歯矯正もどちらもしていて、状況・患者希望に合わせて選択できる歯科医院で矯正してもらうべきだと思います。


 この症例で非抜歯ですると歯列弓の拡大・大臼歯の遠心移動もそれほど期待できないためその場でモワッとただ歯が並ぶだけになってしまいます。


治療前











治療後




 




治療前







治療期間は3年11ヶ月でした



治療後







⬆おもいきり歯茎が目立つように笑ってみてと

してもらったのがこれです。かなりガミーフェイス

が改善しています


長い治療期間でしたが患者さんにも喜んでもらえ

満足いく結果が得られました。

上顎前歯のスマイルラインが下唇のリップラインに一致しているのが分かるでしょうか?


理想的な位置に歯を並べ

特に患者さんの口元・顔立ちに馴染むように前歯の上下的な位置を決めてきました


無理に非抜歯にしなかったので歯肉の退縮・ブラックトライアングル等のトラブルも回避できました



治療前 横顔                


治療後 横顔

Eラインが綺麗に出ており、歯が引っ込んだ事で

相対的に鼻が高くなった印象です




前歯は顔立ちに馴染ませるため、少しディスキングしましたがあまり大幅にはできないため

大きさの主張を打ち消すために左右2番目の歯を

やや1番目よりも内に入れワザと段差(インセットを多めに付ける)付ける事により、印象を変えています。


患者さん一人一人でこのように歯の幅・大きさ・厚みが違うため既成のブラケットにストレートワイヤーだけを使う今はやりのスピード矯正(デー◯◯システムとか)なるものだけでは、ただ単に歯が並ぶだけになってしまいます。


うちの歯科医院ではゴムメタル矯正に力を入れているとかのフレーズをよく見るのですが

ゴムメタル、セルフライゲーションブラケット、MEAWsiytem、等々はそれぞれ一つのアプライアンス=装置

でしかないので、それらを駆使して患者さんが満足する歯並びを作る事が大切であり最新のアプライアンスを

知っていて使える事は当たり前でないといけないのではないかと思います。


見た目がカッコいい歯並びを、歯に負担をかけずに、機能的な噛み合わせを付与して、それでなおかつ期間も短期間できるのなら素晴らしい事この上ないです。



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